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2004年 9月15日 2タイトル 同時リリース



 
リリース・ライヴ、無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。



こちらの2タイトルは送料サービスで発送いたします。
ご注文は、
info@cafegoatee.com まで。



     
  宗田佑介 / Paper Camel   オハラマヤ / オハラマヤ  
  GT0001 \2310(tax in)   GT0002 \2310(tax in)  
         
      神奈川県藤沢在住のSSW宗田佑介の、ソロ名義フル・ボリューム作品としては初となるアルバム。アコースティック・ユニット「Bottle Fuckin Tequila」のメンバーとして、ソロ・アーティストとして、これまでに1本のカセット、3枚のCD-R作品を自主制作で発表。現在は横浜・鎌倉を中心にソロ・アクトとしてライヴ活動をおこなっている。「ボロキッチン」と名づけられた自宅で、演奏、録音、ミックスまですべてをひとりでつくりあげた本作は、ギター弾き語りでおこなうライヴのアコースティックで「生」な感触と、米国インディー系宅録アーティストにも通ずるチープでありながら豊かなアイデアを駆使したアレンジ・センスとが見事に融合したポップ・ソング集。最初はアルバム全体に流れるダルな空気感、遊び心あふれたサウンドに耳が向くかもしれないが、聴くほどにそこかしこに光るメロディーがちりばめられていることに気づかされる。一聴そっけなくぶっきらぼうにきこえる中に、おおらかさや温かさを感じさせるその歌詞世界も非常に魅力的で、また、日常の平素な言葉を組み合わせることで情景・心情を独自のやり方で切り取るその感覚もユニーク。ジャケットのラクダ作り含め、アートワークもすべて自身でおこない、そのD.I.Y精神は作品全体にゆるりと貫かれている。             数年前より地元横浜を中心にライヴハウスやバーなどで演奏活動を展開している女性SSWオハラマヤ。なによりも注目すべきは、そのクオリティの高い楽曲。ほの暗さの中に芯の通った強さを感じさせる美しいメロディー、若くしてのこの非凡なソング・ライティングの才には驚かざるを得ない。丁寧な日本語で綴られる哀しみの風景、その先にかすかに、しかしはっきりと見える光。その歌詞においても既に独自の世界をつくりあげている。デビュー盤となる本作では、アコースティック・ギターでの弾き語りを基本に、ハーモニカ、スライド、ピアノ等、演奏はすべてオハラマヤ本人がおこなっており、繊細かつしっかりとしたギター・プレイはライヴでも定評がある。その感性・音楽性は、ギリアン・ウェルチ、ベス・オートンといったオルタナ通過世代の米英のアコースティック系・ルーツ系女性アーティストにも通ずるものであり、洋邦問わず幅広いリスナーにアピールすることは間違いない。ほぼすべてのトラックは、本作のリリース元である新レーベル「Goatee」の拠点であり、オハラマヤが定期的にライヴをおこなっている場所でもある鎌倉カフェ・ゴーティーで深夜に録音され、独特の「鳴り」を持った場での生々しい音像をとらえることに成功している。録音・共同プロデュース・ミックスは、ドラマー、ベーシストとしての多岐にわたる活動で知られる須藤俊明(Machine & The Synergetic Nuts、Gomes The Hitman、松江潤グループ、Spoozys、元Melt-Banana etc.)。ジャケット画・アートワークを担当した矢野ミチルは、独自の作風と鋭い感性で今後が期待される若手アーティスト。      
   


   
  取扱店  
  Cafe Goatee(鎌倉)
サムズ・アップ(横浜)
music shop TACHIBANA(横浜六角橋)
円盤(高円寺)
PLANETS(長野)
indiesmusic(オンライン・ショップ)
hmv.co.jp(オンライン・ショップ)
@TOWER.JP(オンライン・ショップ)
etc.
Cafe Goatee(鎌倉)
サムズ・アップ(横浜)
music shop TACHIBANA(横浜六角橋)
円盤(高円寺)
PLANETS(長野)
indiesmusic(オンライン・ショップ)
hmv.co.jp(オンライン・ショップ)
@TOWER.JP(オンライン・ショップ)
etc.
 
 
   

   
  いろいろな方からコメントをいただきました  
 

 

 
  ボロキッチンと名づけられた自宅アパートで、ムネタユウスケはひとりですべての演奏を引き受け、ひとりで録音をしている。自宅録音→お宅っぽい→自閉的といった図式は、彼の場合まったくあてはまらず、それどころかその世界は開放的でどこまでも外に向かっていく。それぞれの人が持つ宇宙の広さは、その人の生活の場の広さとはまったく無関係だということを鮮やかに証明している。ペイル・ファウンテンズの傑作アルバムのタイトルになぞらえて言うなら、ムネタユウスケの歌は、“FromAcross The Boro-kitchen Table to All The Universe”ということになる。

  中川五郎(ミュージシャン&音楽ライター)
  オハラマヤは、大きな海を前にして、ひとりぼっちで膝を抱えて座り込み、水面の模様の意味をいつまでも熱心に読み取っている、小さな女の子のように思える。しかし万葉のトゥルバドールのようなその歌は、時空を超えてどこまでも広がっていく大きさと強さとを持っている。

  中川五郎(ミュージシャン&音楽ライター)




I love her darkly beautiful melodies.

  Douglas Allsopp(バッファロー・レコード)
 
 


 


 
  このストレートなシンプルネスは時として無防備に感じてしまうけれど、
そこにあるのは気恥ずかしさよりも、むしろ凛とした強さ。
だから、黙って聴くのが正しい。
そうすれば、いつの間にか、メロディがじんわりと自分の中に残っていくだろう。
オハラマヤの歌には、そういった正直さがある。
さて、一方のムネタユウスケのゆらゆらした不安定さは、
逆の方向から耳に染み込んでくるけれど、こちらもなかなかどうして。
どこか歪なようでいて、結局は歌の正直さが胸を掴んでいたのだな、
ということに後々、はたと思いあたるのです。


福田教雄(map)
 
 


 


 
  『人なつこい粋ななんちゃってギターと、心がぬるくなるような独り言みたいなうた。』とらえどころのないメロディーが、大きなうねりとなって聞こえてきたら、あなたはもうムネタユウスケの虜です。
 彼から生まれてくる音楽は人柄そのもので、こんなにも素直に自分を表現できるものかといつも感心する。そこを体験する入口は色々あるが、この”ペーパーキャメル”は最新作にしてもはや定番。今日も明日もあさっても....不思議なラクダはのらりくらり。見逃せないアルバムの登場です。


 横山 功

 (
music shop TACHIBANA 専務取締役)
  私が私がと自意識ばかりが肥大した暑苦しい歌声が多すぎる現在の日本の音楽シーンにおいて、淡々とした歌声とは裏腹に聞き手にここまで深い印象を与えるシンガーは珍しい。感情の水面に浮かんだ小さな波紋が、ゆっくりと広がっていくようなところがいい。

 山口智男(音楽ライター)




オハラマヤが紡ぐ、脆くも、力強く、そしてどこまでも優しい歌。シンプルな、アコギ、ピアノの響きが浮かび上がらせるのは、緩やかな日々に潜む「孤独」。それはまるで僕らの日常のサウンドトラックのよう。ジェン・ウッド、キャサリン・ウィリアムス、ギリアン・ウェルチ、イノトモ・・・彼女らと同じ空気を漂わせる、そっと自分だけの宝物にしたいような、そんなデビュー作です。

 河野洋志(HMV渋谷)
 
   


   
  blood on the tracks、pirates、nebraska、gold....
どうしようもなく喪失感を感じさせるけど、どこか乾いていて突き抜けてる、
数ある彼らの作品の中でも一番近くにあるのはそんなレコード

打ち水が似合う路地に
ほかではそう聴くことのない
個人だったり、あるコミュニティがそっと記録した音楽が
ちょうどよい大きさで流れている
このお二人もひとりにしてくれて、外へ出かけさせる音楽が好きなのだろう

孤独で小うるさいマニアが集まる店はいくらでもあるけど
集まっているひとのそれぞれな感じ、適度な距離感、風通しのよさは
そんなにないよな

goateeでかかっている音楽は
「ひとり」感漂う音楽というよりは
身近なひとたちへの視線が感じられる、おおらかで
そこから颯爽と出ていこうとしている音楽が多いかな

このお二人の音楽はそんな場に集まるひとたちが自然に送りだすにふさわしいもの

役者は揃った!

富田和樹